片頭痛の原因と対策|体の痛み改善作戦

片頭痛は精神的・肉体的・環境的な原因で引き起こります。

  1. 片頭痛のオススメ治療薬
  2. 片頭痛の原因と対策

片頭痛の原因

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片頭痛の症状は脳の血管が収縮することで頭痛を引き起こしますが、その血管が収縮する原因の多くは日常的な行動から環境によるもの、遺伝・伝染・食べ物・化学作用・ホルモンバランスの崩れなどが原因とされていて、これらは片頭痛を引き起こす「誘発因子」とされています。

誘発因子となるものは一人一人違いますが、それを特定することにより片頭痛が改善されます。ここでは片頭痛を引き起こすとされている原因を解説したいと思います。

食事が誘発因子の場合

普段皆さんが何気なくしている食事も片頭痛患者にとっては頭痛を引き起こす原因になったりします。食事が原因で片頭痛を起こしているにも関わらず、それに気づかずに普段と同じ食事をしているため治療しても改善がみられない人が多いようです。実際特定の食事を制限すると片頭痛の発症が減った、または片頭痛が治ったという事例もあります。

食事が誘発因子の場合以下のようなものが挙げられます。

  • アレルギー反応
  • チラミンを含む食品
    (代表的なもの:赤ワイン、チーズ、チョコレート、漬物類、発酵食品、燻製された魚、鶏のレバー、イチジク、一部の豆類など)
  • グルタミン酸を含む食品
    (代表的なもの:肉類、発酵食品、アミノ酸を含む調味料など)
  • 硝酸塩を含む食品
    (代表的なもの:ハム、ベーコン、ホットドッグ、サラミなど)

食事が誘発因子の場合はその食べ物の成分が関係しており、例えばハム一切れなら片頭痛は起こらないが二切れ食べると片頭痛が起こってしまう。という風にハムの成分に含まれる誘発因子がある程度の量を超えると片頭痛が引き起こる場合もあります。

アルコールは特に注意しなければなりません。片頭痛は血管の拡張・収縮によって起こりますが、基本的にアルコールは血管を拡張する作用があるため気をつけなければいけません。アルコールの中でも赤ワインは血管を拡張させるポリフェノールと血圧を上昇させるチラミンが含んでおり、頭痛が起こりやすくなるため飲酒は避けたほうが良いでしょう。

自分が普段食べているものや嗜好品としているものを振り返り、原因になりそうなものがあれば避ける、もしくは量を減らしてみることが片頭痛の軽減に繋がります。空腹が片頭痛の発作の原因になることもあるため、できるだけ規則正しい食生活をするように心がけましょう。

また、片頭痛に良いとされている食品などもたくさんあります。症状が軽いからまだ病院に行きたくない人、忙しくて治療をできない人、薬に頼りたくない人といった人は日頃の生活の中で片頭痛を予防すると良いでしょう。

精神的な場合

片頭痛は精神的な理由で発症することも多く、その発症の原因として以下のような項目が挙げられます。

  • 精神的ストレス
  • 不眠や眠りすぎなどによる睡眠の異常
  • 疲労・過労
  • 生理などで起きるホルモンバランスの変化

精神的な原因にはストレスなどが深く関わっており、不安や緊張・焦りなどの状況が長期間続くと片頭痛の発症の原因となります。ストレスを感じると血圧が上昇し体が戦闘態勢に入ることから血管の収縮が起こり血液量が増大し頭痛の原因になります。ストレスを感じやすい世代に片頭痛患者が多いのもそのためと言えるでしょう。 また、睡眠不足や眠りすぎ、疲労が溜まり過ぎても片頭痛が起こりやすくなります。

睡眠不足の場合
適度な睡眠が取れない状況を繰り返すことにより思考がマイナスになり、徐々にストレスを感じやすくなることが挙げられます。

眠りすぎの場合
緊張状態が続くと血管は収縮しますが、休日などに緊張状態が一気に解けることでリラックス状態に入り血管が拡張します。 それによって拡張した血管が神経を圧迫して頭痛を引き起こします。

疲労・過労の場合
緊張状態になると血管が収縮しその状況が続くことで頭痛を起こしやすくなります。

ホルモンバランスの変化
日本の片頭痛患者は840万人に上ると推定されていますが、その中でも女性の方に片頭痛が多いのです。その理由としてホルモンバランスの変化があります。女性は生理が始まる2~3日前頃に片頭痛の発作が多く、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが誘発因子で頭痛を引き起こします。

初潮の平均年齢の13歳と共に片頭痛の発症がみられようになり、20~40代の女性が最も多く、個人差はありますが閉経後には片頭痛の発作が大きく減少します。

毎月の月経が来る前に頭が痛み出し、月経が始まると生理痛でお腹が痛むと同時に頭痛になるという人も多いはずです。排卵期、月経の間、月経の前後は女性ホルモンが減少することで片頭痛発作を起こしやすくなります

月経が始まり腹痛と頭痛が同時に来るため、頭痛も一緒に鎮痛剤で抑えようとする人がいますが、その頭痛は多くの場合片頭痛のため鎮痛剤では痛みが治まらないので片頭痛薬を服用しましょう。

基本的に片頭痛患者はストレスを溜めないことが良いとされていますが、ストレスをゼロにすることは難しいのでストレスを減らすといった考えが良いでしょう。また、睡眠に関しては睡眠時間が少なくても多くても発症することがあるので、なるべく決まった時間に就寝・起床することが大切です。睡眠のリズムを整えることで片頭痛が改善することもあります。

環境的な場合

片頭痛は天候・気候と密接な関係があり、周囲の明るさや自律神経とも関係が深いと言われています。 環境的な場合本人の意思で対策はできる場合もありますが、天候・気候ともなると人の手ではどうすることもできません。

  • 直射日光やまぶしい光
  • 大声・高い音
  • 天候の変化
  • テレビやパソコンを長時間見る
  • 暴風
  • 喫煙・副流煙
  • 強烈な臭いや、科学薬品の臭い
  • 高い温度での入浴

本人の意思で避けることができることもあれば、自然現象でどうしようもない事ばかりのため環境が誘発因子の場合は多少厄介になります。日差しが強い時期の春から秋には片頭痛が多いという報告があり、前兆のある患者には発作のない時期にも光に過敏反応が起こるためサングラスを必要とすることが多いようです。また、低気圧の気象後にも頭痛を起こしやすい傾向があります。

天気や外の環境で頭痛が起きてしまう方は片頭痛薬を使い頭痛を治めるのもひとつの手段です。

光や音・臭い・温度などは、自分の部屋がある人であればある程度自分に合った環境を整えることができるため、工夫することによって片頭痛の軽減になるので、まずは自分がどのような原因で片頭痛を発症するのかを把握することが大事になります。

また、2つ以上の誘発因子が重なることで発症率が高くなります。気温、湿度、ストレス、飲食物など環境が原因な場合から精神的なもの、肉体的なものまで様々な原因がありますが、原因を見つけることで発症頻度を減少させることに繋がります。

片頭痛のタイプと分類

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単に頭痛といっても原因も様々、痛みの出方も様々で頭痛にもいくつかの種類があります。分類としては大きく三つに分けられ、「日常生活で起こりうる頭痛」「慢性的な頭痛」「脳の異常による頭痛」のいずれかになります。

日常生活で起こりうる頭痛

一般的に身近なものが、日常生活の中で起こりうる頭痛です。 ほとんどの人が経験したことがあり、原因としては風邪や二日酔いが主で、解消の日数においては個人差もありますが、どちらも自然に治ります。 もちろん風邪などがひどい場合は医療機関などで受診して適切な処置を受けましょう。

慢性的な頭痛

片頭痛

片頭痛は日本では4人に1人の割合で症状がみられ、頭痛に悩まされる日本人の8割が片頭痛と言われています。慢性的な頭痛で片側のこめかみから目の周辺にかけてズキズキと脈打つような痛みが特徴で、症状が悪化すると生活に支障をきたすようになり吐き気・嘔吐を伴います。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は慢性的な頭痛でデスクワークなどをしている人が起こる事が多い頭痛です。 デスクワークの際の姿勢が悪かったり、長時間のパソコンや書き物をしたことによる首や肩のコリ、そういったものが原因で引き起こします。 主な症状は後頭部あたりを中心として全体的に締め付けらるような鈍痛で、症状が酷い人だと3ヵ月程度頭痛が続く場合があります。

群発頭痛

群発頭痛は別名自殺頭痛と呼ばれている慢性型の頭痛で、心筋梗塞と尿路結石とならび三大痛に該当します。 症状としては人により痛みの表現は異なりますが、「頭をドリルで削られる」や「頭の裏側をキリで抉られている」など様々です。経験した人のほとんどが本当に死んだ方がマシだと考えるそうで、実際に自殺した人もいるくらいです。 詳しい原因は分かっておらず発生の可能性は1000人に1人の割合でとても低いですが、20代から40代の男性に多いです。

薬物乱用頭痛

薬物乱用頭痛とは片頭痛や緊張型頭痛を患っている人に多くみられ、鎮痛剤や片頭痛薬の飲みすぎにより頭痛を悪化させてしまった状態のことを言います。これを訴える多くの人は市販の鎮痛剤の飲みすぎによるものが大半で、症状が軽度の人や片頭痛薬が手元にないなどの理由で鎮痛剤を飲みすぎてしまいます。医療機関などから処方された片頭痛薬でも起こすことがあるので注意しましょう。 薬物乱用頭痛は一度発症してしまうと再発しやすいので日常から鎮痛剤・片頭痛薬を飲み過ぎないようにしましょう。

脳の異常による頭痛

慢性頭痛が一次頭痛と呼ばれるのに対し、もう一つは脳の異常による頭痛で、二次頭痛とも言われています。 分かりやすい病名はくも膜下出血で、痛みで意識を失うことも珍しくなく、頭痛というより脳にすごい衝撃を受けたような感じがあり、いきなり気が遠くなったり、激しい眩暈を起こします。 脳の異常による頭痛は早急に医療機関を受診する必要があります。

片頭痛の対処方法

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急に片頭痛の発作が起こると痛みを伴って何もかもが手につかなくなる時があります。そんな時にちょっとでも痛みを和らげるために、片頭痛が起きた時に簡単にできる対処法を紹介します。

冷やす
痛みがある部分を冷やすことによって拡張された血管を元に戻し痛みを和らげます。
間違っても温めたりしないでください。温めると血流が良くなり痛みがひどくなります。

ツボを押す
片頭痛に効くツボはこめかみのあたりになります。頭痛が起きている時に押すと少し痛いですがラクになります。

コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインに関係があります。カフェインが入ってる緑茶なども片頭痛に効果的です。
カフェインには血管を収縮させる作用があり、血管の拡張が原因で頭痛を起こしている方には効果が期待できます。1~2杯がちょうど良いそうで、頭痛を抑えようとしてコーヒーなどを飲みすぎると逆に頭痛を悪化させてしまうことがあるそうです。コーヒーが飲めない方は冷やしたりツボを押したりして頭痛を和らげましょう。

薬を飲む
軽度の片頭痛の場合は市販の鎮痛剤を服用することで多少痛みは抑えられますが、中度~重度になると鎮痛剤ではほとんど効き目はありません。そもそも鎮痛剤は痛みを感じなくする作用で拡張・収縮した血管を元に戻す作用がないため片頭痛には効きません。

鎮痛剤は軽度の頭痛の時でも前兆があった時点で飲むか、頭痛が始まった時に飲まないと効果を発揮してくれません。市販薬を使うのはおすすめはできません。

緊急時の対処としては仕方ないですが、慢性的な頭痛を改善する片頭痛薬が断然効果的です。

対処方法はあくまでも頭痛が起こったときの一時的な対策です。
仕事や子育てなどで忙しい方には頭痛が起こったときの対処よりも頭痛が起こらないのが良いです。そのためには 予防のすることが大事です。

片頭痛を予防することは発作の減少、痛みの緩和につながります。片頭痛が起きた時の対処方法の知識も大切ですが、予防することが片頭痛を改善する近道です。

片頭痛の予防について詳しく

片頭痛薬の種類

医者

片頭痛薬にも様々な種類があり即効性があるものから持続性が長いものまでそれぞれの特徴を持っています。また、片頭痛薬とは違い毎日服用することで片頭痛の症状の緩和と発作回数の頻度を減らす片頭痛の予防薬もあります。

片頭痛薬

マクサルト マクサルト
マクサルトは即効性がある片頭痛薬で水なしで服用することができるお薬です。脳の収縮した血管や炎症を取り除くことで片頭痛の痛みを和らげることができ、痛みが始まってから30分以内に服用することで最も高い効果を発揮します。
マクサルトジェネリックのリザクト リザクト
マクサルトのジェネリック医薬品リザクト。マクサルトと同等の効果を持ちながらジェネリック医薬品であるため値段が安くなっているお薬です。即効性があり、片頭痛に優れた効果がある人気の片頭痛薬です。
イミグラン イミグラン
片頭痛が起こったときの過度に拡張した脳内の血管を収縮させて正常に戻す片頭痛薬です。また、炎症を起こす物質を抑制し血管の周囲に起きた炎症を抑えます。
イミグランジェネリック イミグランジェネリック
イミグランジェネリックはイミグランと同様の効果があり、脳の拡張した血管を正常に戻すことで頭痛を取り除きます。ジェネリックなので安価で手に入れることができます
スミナット スミナット
スミナットはイミグランのジェネリック医薬品で片頭痛発作による痛みを緩和してくれる薬です。頭痛発生時に早期に服用することで効果的に作用します。
レルパックス レルパックス
脳内の拡張した血管を収縮させて、その血管周囲の炎症を抑えることにより片頭痛の痛みを軽減します。片頭痛発作が起きたときに服用する薬で市販薬などでは治まらない頭痛を治してくれます


片頭痛予防薬

インデラル インデラル
インデラルは心拍を抑え心臓を休ませる作用があるお薬です。心臓にある交感神経に作用し、血圧を下げる効果があるため拡張した血管を収縮させることができます。予防的に服用することで片頭痛が起こりにくくなります
インデラルジェネリック インデラルジェネリック
インデラルのジェネリック医薬品でインデラルと同様の効果を持ち、片頭痛患者が予防的に服用することで片頭痛発作を減少させる働きがあります。片頭痛の予防薬として人気のある商品です。
シベリウム シベリウム
服用することで血管を拡張し血圧を下げることで頭痛を改善する片頭痛予防薬です。体への負担が少なく、糖尿病を併発されている方や高齢者にも服用しやすい薬です。
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