片頭痛の特徴|体の痛み改善作戦

シベリウムは片頭痛の発作や痛みの減少を期待でき、体への負担が少なく副作用が起こりにくい予防薬です。

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片頭痛予防薬のシベリウム

シベリウム

シベリウムは毎日服用することで片頭痛を改善できる薬です。別名「カルシウム拮抗薬」とも呼ばれ、片頭痛の症状や発作頻度を軽減できます。マクサルトやイミグランなどの急性期治療薬は発作が起きたときに、頭痛を和らげる対処としては優れていますが、片頭痛の根本的な改善ができないため、症状や発作頻度を減らしたりする効果はありません。シベリウムは軽度から重度、急性期治療薬が効かなかった人にも有効に働いて片頭痛を改善していきます。

片頭痛予防薬シベリウムの効果・効能

シベリウム

別名「カルシウム拮抗薬」と呼ばれるシベリウムは服用することで片頭痛の症状、発作頻度を改善できます。一度片頭痛が起こると短い時には4時間、長いときには72時間にも及ぶ頭痛が伴います。片頭痛の症状がひどいと吐き気や嘔吐、光や音などに過敏になるといった症状が出るときがありますが、シベリウムはこういった前駆症状や随伴症状も改善できます。


備考 即効性がないため発作時に服用してもあまり効果が期待できません。

カルシウム拮抗薬とは?

カルシウム拮抗薬はカルシウムを拮抗させる薬ではなく、細胞膜にあるカルシウムチャネルとくっつくことで、細胞内にカルシウムイオンが入り込むことを阻害する薬です。カルシウム拮抗薬という名称は日本だけで、本来は「カルシウムチャネル拮抗剤」や「カルシウムイオン流入抑制剤」と呼ばれている。開発された当時はどういった作用があるか分からず、カルシウムイオンによる血管や心筋の収縮を抑制しており、見かけ上はカルシウムと拮抗していたため、カルシウム拮抗薬と名称されました。

なぜ片頭痛の予防になるの?

シベリウムの有効成分のフルナリジンというカルシウム拮抗薬は前駆症状や随伴症状も改善。なぜ片頭痛の予防になるのか。それにはまず片頭痛がなぜ起こるのか知らなくてはなりません。

片頭痛を引き起こす原因としては、日常的な行動、伝染、食べ物、化学作用、ホルモンバランスの崩れなどのさまざまな原因があります。何がトリガーとなって片頭痛を引き起こしているのかわかりませんが、さまざまな原因によって脳内の血管が拡張することが分かっています。その拡張した血管が炎症を起こし、さらに血管が以上に拡張し神経を刺激すると痛みとなって現れます。

シベリウムを服用すると血管に作用して、血管を拡張します。一見片頭痛を仰いでるかのように感じますが、血管をあらかじめ拡張することで、血管の収縮したときの差を極力なくすことで片頭痛を起こしにくくしたり、症状を緩和したりするのです。


カルシウム拮抗薬の作用 細胞内へカルシウムが入るのを阻害して血圧を下げる
血管を拡張して血流が通る量を増やすことで血圧を下げる

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片頭痛予防薬シベリウムの副作用

シベリウムは血管の拡張、血圧を下げる降圧作用があるので血流不良などの副作用が現れることがあります。

シベリウムの副作用

片頭痛を改善できるシベリウムですが、薬である以上副作用があります。3.769例を対象に集計したデータでは副作用が起こったのは149例です。負担が少ないと言われているシベリウムですが、全く副作用が起こるということはなく、少なからず副作用が起こっています。

シベリウムの主な副作用は以下になります。

  • ALT(GPT)上昇(0.45%)
  • 肝機能の指標。肝細胞に何らかの疾患、病気で壊れると上昇する
  • 眠気(0.37%)
  • めまい(0.37%)
  • AST(GOT)上昇(0.34
  • 肝機能の指標。肝臓以外の臓器にも存在していて、何らかの疾患・病気で壊れると上昇する
  • 悪心(0.32%)

上記のような症状が試験では見られました。ALT(GPT)上昇は肝臓に負担をかけているため注意が必要ですが、全体的な割合からすると、副作用の症状が出た人はほんのわずかしかいません。

また上記の他にも以下のような副作用が報告されています。

  • 頭痛
  • のぼせ
  • 動悸
  • 便秘
  • 足のむくみ
  • 顔のほてり・紅潮
  • 立ちくらみ・ふらつき
  • 服用中止によるリバウンド現象

重篤な副作用

  • 抑うつ
  • うつ状態ではないが、憂鬱な気分になったり、落ち込んだりする。
  • 錐体外路症状
  • 代表的な疾患はパーキンソン病。思うように体が動かない不随意運動や非運動症状。

このような報告を受けているが、頻度は少なく、抑うつ症状に限っては0.1~1%未満なので、さほど神経質になる必要はありません。

しかし、軽い副作用でも頻繁に症状が出る場合、長引く場合、重篤な症状に関しては異常がみられた時点で服用を中止するか適切な処置、または公共の病院で受診するようにしましょう。

シベリウムの注意事項

指

シベリウムを服用して、仮面様顔貌、寡動、前傾前屈姿勢を主体とした錐体外路症状や抑うつ症状などが頻繁に現れることがあります。女性に多いとの報告があります。

仮面様顔貌
パーキンソン病の三大症候群で、無表情になり、まばたきも少なくなり、一点だけを見つめるようになる顔つきになります。

寡動
通常に比べて動きが遅くなり、動作を始めるまでにも時間がかかってしまう症状。椅子やソファなどから立ち上がる際に動きが鈍くなり、立ち上がってもゆっくり歩き出すといった行動になる。

前傾前屈姿勢
通常に比べ前傾姿勢をとるようになります。症状が悪化すると日常生活での動きに支障が生じる。


これらの症状が現れて中止後、数ヶ月におよび症状が続くことも報告されているので、服用中は次の点に注意すること。


  • シベリウムを服用中は体調管理や体に変化がないか観察し、錐体外路症状や抑うつ行状の発見できるようにすること。症状がみられたり、疑いがあるときはすぐに服用を中止してください。
  • 錐体外路症状が現れた場合は、前傾姿勢になり階段の昇降や服を脱ぐなどの動作が症状の悪化によって見られるので注意すること
  • シベリウムを服用してから約3ヵ月目に効果の有無を確認、効果がある場合は引き続き服用してください。効果のない場合は服用を中止して、判断ができない場合は一定期間服用をやめ、十分観察した上で再度服用すること。
  • 眠気や脱力感などの症状が起きることがあるので、自動車の運転などの危険性のある機械の操作はやめましょう。

シベリウムが服用できない人

片頭痛を改善してくれるシベリウムですが、以下のような人症状が悪化する可能性があるので服用ができません。

  • 脳内で出血がある人、または止血ができてない人は出血がひどくなる場合があります。
  • 脳梗塞急性期
  • パーキンソン病
  • うつ状態や過去にうつ病になったことのある人
  • 妊娠している人

特に妊娠中や妊娠している可能性がある場合には服用は絶対にやめてください。赤ちゃんに悪影響を与える恐れがあります。また、授乳中にも服用しないことが良いですが、やむを得ず服用する場合は授乳を中止してください。

片頭痛予防薬シベリウムの飲み合わせ

飲み方

シベリウムだけに限らず、薬の飲み合わせには注意が必要です。薬の効果を薄くしたり、逆に強くしすぎて副作用がでてしまうことがあります。 特に高齢者は複数の薬を服用している可能性があるため、併用には注意してください。シベリウムは負担が少なく高齢者でも服用がしやすくなっていますが、飲み合わせが悪いと症状を悪化させてしまうことがあります。

  • 降圧剤
  • 利尿剤
  • 血圧に作用がある薬

上記の薬は血圧を上げたり、下げたりする作用があります。血圧がシベリウムと併用することで作用が強くなるため、副作用が出やすくなります。その他、抗不安薬や精神安定剤などの薬を服用中の人は服用する前に医者、薬剤師に相談しましょう。

急性期治療薬と片頭痛予防薬はどっちがいいの?

結局急性期治療薬と片頭痛予防薬服用するならどれがいいの?と疑問をお持ちの人もいるでしょう。どちらも片頭痛に有効に働くことは同じですが、その効果が違います。

それぞれのメリット

急性期治療薬
  • すばやい効果で片頭痛の痛みを和らげる
  • 持続性が長く片頭痛の再発を防ぐことができる治療薬もある
  • 種類が多い
片頭痛予防薬
  • 発作頻度を減らすことができる
  • 症状を緩和できる
  • 急性期治療薬が効かない人でも効果がある

急性期治療薬は即効性があるものが多いので、急な片頭痛や発作が起こった時にすばやく痛みを抑えてくれます。イミグランやマクサルトが片頭痛薬の中でも即効性があります。また、レルパックスなどの持続時間が長い治療薬は、片頭痛の再発を少なくすることもできます。種類が豊富なので自分にあった急性期治療薬を選ぶことができます。

一方、予防薬は片頭痛を根本的に改善します。片頭痛は何らかの原因で脳内の血管が拡張し、炎症を起こすことで痛みが起きます。急性期治療薬は発作が起こった時に直接脳に作用して頭痛を緩和しますが、シベリウムは予防的に服用することで血管の拡張を抑制し、発作頻度を減らしたり、症状を軽くすることができます。また、頭痛に伴う過敏反応や閃輝暗転などの症状も緩和できます。急性期治療薬が効かない人でも効果があり、有効に片頭痛を改善できます。

デメリット

急性期治療薬
  • 個人差があり、効果の有無がある
  • 服用タイミングを逃すと効果が得られない場合がある
片頭痛予防薬
  • 即効性がなく発作が起こった時に服用しても効果があまり得られない
  • 種類が少ない

急性期治療薬は個人差で薬が効かない場合があります。いざという時に薬が効かないという状況も考えられますが、現在はたくさんの種類の急性期治療薬があるので、効果がなかった場合はすぐに他の治療薬に変更することが可能です。予防薬は種類が多くはないので、体質的に合わなくて副作用が起こってしまった場合、代わりの薬を探すのが大変になるでしょう。

また、急性期治療は薬服用タイミングが難しいので、タイミングを掴むまでに多少の時間を要します。一般的には頭痛が始まってから服用することが良いとされていますが、個人差があるので医者でもざっくりとした説明しかできません。

一方、予防薬は即効性がないことがデメリットになります。服用してから最低でも二ヶ月の期間が必要で、発作が起きた時に服用してもまり効果がありません。しかし、上記でも説明した通り、予防薬は片頭痛を根本から改善することができます。効果が出るまでに二ヶ月以上の期間を要しますが、予防薬で片頭痛を改善できた人は多くいます。

片頭痛予防薬レルパックス(まとめ)

レルパックスは急性期治療薬のマクサルトやイミグランなどのように即効性はありませんが、毎日服用することで片頭痛の症状を緩和したり、発作回数を減少できます。急性期治療薬や鎮痛剤の飲みすぎで、効果が効かなくなった人にもシベリウムは有効です。また、急性期治療薬だけでは、日常生活に支障が出る人はシベリウムで片頭痛を改善しながら、頭痛が起こった時に急性期治療薬を服用すると良いでしょう。シベリウムを服用して、頭痛のない生活を送りましょう。

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